高額療養費制度の在り方を議論する議員連盟の設立総会であいさつする、議連会長に就任した自民党の武見前厚労相(左から3人目)=24日午後、国会

 超党派の有志議員は24日、高額療養費制度の在り方を議論する議員連盟の設立総会を国会内で開いた。議論には患者団体も加わって意見を集約し、政府に要望する考え。

 高額療養費制度を巡り政府は、当初方針だった自己負担上限額の引き上げを全面凍結し、今秋までに改めて方針を決めるとしている。

 議連会長に就任した自民党の武見敬三前厚生労働相は「不必要に政治問題化することなく衆参で丁寧に議論できるようにしたい」とあいさつした。全国がん患者団体連合会の天野慎介理事長は、政府方針が短期間で決まった検討過程を問題視し「議連にもしっかり関わってほしい」と訴えた。