始まった能登空港の本格復旧工事=24日午前、石川県(国交省北陸地方整備局提供)

 国土交通省北陸地方整備局は24日、昨年の能登半島地震で被災した石川県輪島市の能登空港で、滑走路の本格的な復旧工事を始めた。航空機の運航を確保しながら工事を進め、2025年度末までの完了を目指す。

 能登空港は昨年元日の地震で滑走路に亀裂や段差が生じるなどした。この日は駐機場の亀裂を修繕するため、コンクリート舗装を撤去する作業に着手した。

 被害が大きかったため、管理する石川県に代わり国交省が工事を担当している。羽田便が就航する能登空港の定期便は昨年4月に再開し、同12月から1日2往復が運航されている。