西武観光バス大宮営業所に家宅捜索に入る捜査員ら=24日午前10時32分、さいたま市

 三重県御浜町で大型夜行バスが国道脇の防風林に突っ込み、運転手1人が死亡、乗客21人が負傷した事故で、県警は24日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、バスを運行していた西武観光バス(埼玉県所沢市)のさいたま市大宮区にある営業所を家宅捜索した。

 午前10時半ごろ、三重県警と書かれた段ボール箱を持った10人ほどの捜査員が列を作り、営業所の建物へ入っていった。

 事故は22日午後8時半ごろ発生。運転手の橋爪悟司さん(57)=埼玉県川越市=が死亡し、乗客21人の多くは軽傷だという。バスは和歌山県那智勝浦町から、さいたま市へ向かっていた。