【エルサレム共同】米国のウィットコフ中東担当特使は23日、パレスチナ自治区ガザの停戦が事実上崩壊したのは、イスラム組織ハマスに責任があるとの考えを一方的に示した。FOXニュースのインタビューに答えた。イスラエル軍は23日、ガザで攻撃を続け、中東メディアによると最南部ラファや南部ハンユニスなどで46人が死亡した。
米国は4月下旬まで暫定的にガザ停戦を延長し、その間に人質を解放するとの案を提示していた。ウィットコフ氏は「ハマスは恒久停戦を話し合えるあらゆる機会を持っていたのに、それを選ばなかった」と主張した。
イスラエル首相府によると、ネタニヤフ首相は23日、ルビオ米国務長官と電話会談し、ガザ情勢や人質の問題を話し合った。ルビオ氏はイスラエルへの揺るぎない支援を表明したという。イスラエルメディアは、ネタニヤフ氏の腹心のデルメル戦略問題相が今週、訪米すると伝えた。イスラエル軍によるガザの管理計画を米側と話し合うとしている。