大相撲春場所千秋楽は23日、大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪で行われ、東大関大の里(24)=本名中村泰輝、石川県出身、二所ノ関部屋=が12勝3敗で3度目の優勝を果たした。東前頭4枚目の高安との優勝決定戦を制し、大関昇進3場所目で初制覇。優勝3度は御嶽海と並んで現役力士最多となった。
元大関の高安は力尽き、年6場所制となった1958年以降で2番目の年長記録となる35歳0カ月での初優勝を逃した。
今場所は注目された新横綱豊昇龍が10日目から休場。14日目を終えて5人に優勝の可能性がある大混戦となった。大の里は後半戦にもたつきながら、大関の意地で「荒れる春場所」を制した。