リクルートは19日、運営する観光情報サイト「北海道じゃらん」が不正アクセスを受けて内容が改ざんされたと明らかにした。サイトの登録者には不審なメールが届いており、最大10万4千人分の個人情報が流出した可能性もある。
同社によると、同日午前7時ごろからサイトに「サイバー攻撃を実施しました」というメッセージが表示され、閲覧できなくなった。登録者の一部には「貴殿の個人情報が流出しました。詳細は追ってご説明します」といった内容のメールが届いた。同社には少なくとも約60件の相談が寄せられているという。
流出した可能性がある個人情報は氏名や住所、電話番号などで、クレジットカードや銀行口座情報は含まれていないという。リクルートは北海道じゃらんのサイトを一時停止し、利用者に対し不審なメールは開かないよう呼びかけている。