日本最東端の駅で、JR北海道のダイヤ改正に伴い廃止される花咲線の東根室駅(根室市)が14日、営業最終日を迎え、訪れた多くの地元住民や鉄道ファンらが別れを惜しんだ。15日からは花咲線の終着駅で東根室駅から西に約1・2キロ離れた根室駅(同市)が最東端となる。
JR北海道によると、東根室駅は1961年9月1日、地元の高校生の通学用に設置。バス利用が増えたことなどから、2019〜23年の平均乗車数は1日あたり7・8人にとどまっていた。
14日は駅で鉄道ファンの団体が記念のポストカードやキーホルダーを配布。小さなホームを埋め尽くした人たちが発着する列車に手を振ったり、「ありがとう」と書かれた横断幕を掲げたりした。