丸紅子会社で化学品販売の丸紅ケミックス(東京)は5日、産業廃棄物の再利用を担うコンソーシアム(共同事業体)を設立し、事業を月内に始めると発表した。三菱ケミカルや日本製紙など国内の29社が参画し、各社の設備や知見を活用する。木くずや食品などの産廃を粉砕処理した上で、梱包材やトレーなどのプラスチック製品の原材料として利用する。
環境省によると、国内の産廃は2022年度に約3億7千万トンで、再利用されるのは54・7%にとどまっている。
再利用では、間伐材をウッドデッキに活用したり、コーヒーかすをコーヒー豆の梱包材に加工したりすることなどを検討している。