岐阜県警下呂署は1日、下呂市の50代の自営業男性が、メッセージアプリで女性を名乗る人物とやりとりし、約1150万円をだまし取られたと発表した。恋愛感情を抱かせて金銭を詐取する「SNS(交流サイト)型ロマンス詐欺」とみて調べている。
「岐阜新聞デジタル クーポン」始めました!対象店舗はこちら署によると昨年8月、女性を名乗る人物から男性の携帯電話に、アプリを通して「どこかで会いましたか」とのメッセージが届き、やりとりを続ける中で恋愛感情を抱くようになったという。その後、「一緒に幸せな未来を築きたい。私と一緒に取引に参加しませんか」などと持ちかけられ、男性は女性に指示された投資サイトを利用して昨年9月から先月まで、約20回に分けて計約1千万円を振り込んだ。
その後、女性を名乗る人物の指示でお金を引き出そうとしたところ、サイト側が150万円の保証金を要求。支払った後も引き出せず、さらに保証金を求められて「訴訟を起こす」などと言われたため、不安を感じた男性が署に相談した。