米宇宙企業ファイアフライ・エアロスペースの月着陸船「ブルーゴースト」(同社提供)
 米ファイアフライ・エアロスペースの月着陸船「ブルーゴースト」が月着陸後に撮影した画像=2日(NASA/同社提供・AP=共同)

 【ワシントン共同】米宇宙企業ファイアフライ・エアロスペースは2日、無人の月着陸船「ブルーゴースト」を月に着陸させたと明らかにした。民間では2024年2月に米インテュイティブ・マシンズの月着陸船「ノバC」に続いて2例目。

 着陸船は高さ2メートル、幅3・5メートル。宇宙放射線へのコンピューターの耐性や、月の内部構造を調べる米航空宇宙局(NASA)などの10の機器を搭載している。月表側の北東にある巨大な盆地を目指して着陸、約2週間かけて月の表土などを調べる。

 着陸船は1月中旬にフロリダ州のケネディ宇宙センターからスペースXのロケットで打ち上げられた。