【ロンドン共同】欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は23日、トランプ米大統領による解任が一時取りざたされた連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長について「使命を果たすために全力を尽くしていることを知っている」と述べ、擁護する姿勢を示した。ワシントンで開かれたイベントで語った。
ラガルド氏は「パウエル氏をとても尊敬している。米国民と金融の安定のために期待される役割を果たしている」と評した。政治的な介入で中央銀行の独立性が脅かされれば、結果的に成長率の低下や物価上昇につながる恐れがあるとして「誰も望まない事態になる」と警告した。