22日、係争地カシミール地方のインド・パハルガム周辺で、武装集団による発砲事件を受けパトロールする装甲車(AP=共同)
 22日、係争地カシミール地方のインド・パハルガム周辺で、武装集団による発砲事件を受け警戒する治安当局者(AP=共同)

 【カトマンズ共同】インドとパキスタンの係争地カシミール地方のインド側支配地域で22日、武装集団が観光客らに発砲し、複数の地元メディアは20人以上が死亡したと報じた。負傷者も複数いる。当局はテロとみて捜査を始めた。

 報道によると、撃たれたのは大半がインド人とみられる。武装集団は迷彩服姿だった。警察と軍が現場に急行し、観光客らを避難させた。

 現場は「小さなスイス」と呼ばれるリゾート地のパハルガム。カシミール地方ではインドからの独立を求める過激派組織が散発的にテロ事件を起こしている。

 モディ首相はX(旧ツイッター)に「テロを強く非難する。凶悪行為の背後にいる者たちは裁きを受けなければならない」と投稿。対策のためシャー内相に現地入りを命じた。