政治的には正反対の立場でありながら、国と激しく対峙した2人の沖縄県知事、故大田昌秀氏(1990〜98年)と故翁長雄志氏(2014〜18年)。2人の不屈の闘いを描いたドキュメンタリー映画「太陽の運命」が22日、那覇市で公開された。
初回上映後、舞台あいさつに登壇した佐古忠彦監督は「不条理のない沖縄」がキーワードだとし「沖縄は民主主義を諦めない場所。思いを少しでも届けたい」と語った。
「ティダ」は、沖縄の言葉で太陽を表し、昔はリーダーや首長を意味したという。映画では、沖縄が直面するさまざまな問題に立ち向かう両知事の苦悩を通じ、日本が抱える矛盾を映し出す。4月から全国で順次公開。