練習を公開したWBCミニマム級前王者の重岡優大=19日、東京都内

 世界ボクシング評議会(WBC)ミニマム級前王者の重岡優大(ワタナベ)が19日、チャンピオンのメルビン・ジェルサエム(フィリピン)と約1年ぶりに再戦する同級タイトルマッチ(30日・愛知)に向け、東京都内で練習を公開し「1年間でレベルアップしたところを見せたい」と雪辱を期した。

 昨年3月31日に2度目の防衛戦でジェルサエムに判定負けしてベルトを失った。「ボクシング人生で一番悔しかった」という一戦の後は課題の防御面を重点的に鍛えた。

 軽いシャドーボクシングとサンドバッグ打ちのみ披露した27歳の挑戦者は「今回ほどまじめにディフェンスにフォーカスして取り組めたことはない」と話した。