記者会見で話す原告の女性=12日午前、宮崎市

 宮崎産業経営大の40代男性教授と30代女性助教が職場内結婚したことを理由に、同大学長から女性助教の雇い止めを通告されるなどしたとして、損害賠償や地位確認などを求めて宮崎地裁に提訴したことが12日、分かった。2月19日付。

 原告の代理人弁護士によると、教授は2024年7月11日、学長に結婚を報告した。学長は不快感を示し、24年度末で助教を雇い止めすると予告。18日に実際に通告してきたため、助教は異議を申し立てた。

 12月20日、原告に学園から届いた2人に対する懲戒手続きの文書は注釈で「産経大は小規模であり、夫婦共稼ぎはご遠慮いただく不文律がある」と記していた。