大阪・関西万博に備え、府警が10日、大阪府大東市で、ドローンを飛ばした不審物捜索や要人警護といった訓練に取り組んだ。来賓として参加した吉村洋文府知事は「万全な警備体制で来場客を迎え、安心・安全な大阪を世界に発信したい」と述べた。

 警察官ら計約260人が参加した。重要施設に見立てた仮設建物の周辺に置かれた不審物をドローンで探すとともに、警備犬も出動。府警によると、実際にドローンを飛ばした万博絡みの訓練は初めてという。

 宿泊施設まで車で要人を送ることを想定した訓練では、車列を組んだ警察車両から警察官が身を乗り出し、他の車の割り込みなどを注意した。