温かいそばを食べながら今年を振り返る人たち=30日午後、岐阜市西駒爪町、岐阜バプテスト教会

 生活困窮者の支援団体「岐阜・野宿生活者支援の会」が30日、岐阜市内の教会で年越しそばを食べる催しを開いた。かつて月3回ほど路上での炊き出しを行ってきたが「本当に助けが必要な人に届きにくくなった」との理由から取りやめている。今年が発足から25年の節目だった同会は、貧困の実態が見えづらくなる中で支援の在り方を模索している。

 岐阜バプテスト教会(同市西駒爪町)の一室に参加者が集まり、ボランティアを含めて30人ほどが食卓を囲んだ。1人暮らしの高齢者や仕事を失った若者など境遇はさまざまだが、...