―2024年を振り返って。
初心に帰り、整えることに努めた1年でした。「寄り添う介護、思いやりをカタチに…」という理念の下、1999年に起業し、介護、子育て、人材育成を柱に、社会で必要とされるサービスの提供に努めてきましたが、現代は社会を取り巻く環境が著しく変化し、ニーズも多様化し、把握しづらい状況にあります。その中でも、「人にやさしい」を基本コンセプトとし、一人一人が幸せを感じられることの大切さを今一度、再確認しました。
―中でも、子育て支援に力を入れていますね。
英語教育を実践する「ママーズキッズアカデミー」は創設10周年を迎えることができました。本年度は、これまでの英語教育保育に、新たな教育方針を加え、自主性を育てる教育をさらに高めてきました。とりわけ、英語の幼稚舎では、時代に即した教材などを取り入れながら、子どもたちにとってより良い環境づくりに努めています。そのほか、岐阜や愛知、東京で、企業主導型保育施設6園を展開し、育児をしながら、働ける環境を整えています。
―人材育成も大切にされています。
創業以来、継続して行っているのが「ママーズ研究会」です。さまざまな分野の講師を招いたり、事例を発表し合ったり、職員の質の向上を図っています。また、保育士や介護福祉士の国家資格が取得できるように、独自で養成講座を設けています。きめ細やかな指導が定着し、保育園全体が底上げされ、安定してきました。
―新年の抱負を。
家事請負業からスタートし、現在では、営利法人、社会福祉法人、NPO法人を有するグループにまで成長しました。これからも、これまで大切にしてきた理念を大切にしながら、社会や地域でお役に立てる場を提供し、必要とされている方々や地域に貢献できるように、進化を遂げていきたいです。
