岐阜県は13日、同県飛騨市の「料理旅館蕪水亭」で食事をした宿泊客の男女16人が、腹痛や下痢の症状を訴え、宿泊客や旅館の調理従事者の便からノロウイルスが検出されたと発表した。入院者はおらず、全員快方に向かっている。県は食事を原因とする食中毒と断定。13日から再発防止策が講じられるまで、飲食業務について営業禁止処分とした。
県によると、16人は33〜79歳。3月8〜10日に旅館で夕食や朝食を取っていた。
このほか岐阜県可児市の料理店「割烹光葉」が調理した弁当などを食べた2〜88歳の男女25人が下痢や発熱を訴え、一部からノロウイルスが検出された。いずれも快方に向かっている。