陸上自衛隊松山駐屯地(松山市)は10日、勤務時間外に部外者を殴り、全治2カ月のけがを負わせたとして、中部方面特科連隊の陸士長(24)を停職6カ月の懲戒処分にした。暴行を認め、依願退職の意向を示しているという。

 駐屯地によると、殴ったのは2023年9月24日。陸士長は自ら部隊に申告し「口論になり、平手で殴った」と話している。駐屯地は部外者の詳細について明らかにしていない。

 中部方面特科連隊長の米村謙一1等陸佐は「隊員に対する教育・服務指導をさらに徹底する」とのコメントを出した。