岩手県大船渡市の大規模山林火災の影響で休校となっていた市立の東朋中、赤崎小、綾里小が10日再開し、避難先から戻ってきた児童らが明るい笑顔を浮かべた。綾里小の児童は赤崎小の校舎を使用し、両校とも当面は短縮授業を行う。東朋中は部活動を休止する。
午前10時ごろ、赤崎小の体育館に綾里小の児童約70人が入場。両校による交流会では、自己紹介するミニゲームで盛り上がり、元気な声が響いた。綾里小6年及川宏一郎さん(12)は「みんなと会えてうれしい。避難所にいて勉強ができなかった。消防隊員にも感謝しながら楽しく過ごしたい」と話した。
市は避難所からも通学できるよう、スクールバスを運行させる。